タワーマンションでの子育てとは?ブログや体験談からメリデメを調査

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タワーマンションでの子育て。

 

子供にとっては良い環境?それとも悪影響?

 

子育てはしやすい?それとも不便?

 

小さいお子さんがいるご家庭にとって、タワーマンションでの子育ては気になる点だと思います。

 

そこで、

 

・タワーマンションで子育てするメリット

 

・タワーマンションで子育てするデメリット

 

・ブログや体験談からみる、タワーマンションでの子育てのリアル

 

についてまとめました。

 

子供連れの方に知ってもらいたい、タワーマンションでの子育ての実態とは?

 

 

タワーマンションで子育てする4つのデメリット

 

タワーマンションでの子育ては、意外に注意点や不安要素が多いんです。

 

ここからは、タワーマンションで子育てする上で起こり得る4つのデメリット

 

1)成績が伸びにくい

 

2)発達に影響がある

 

3)高所平気症になる

 

4)タワマンカーストに巻き込まれる

 

といった可能性について、詳しく解説していきます。

 

(※デメリットはいずれも可能性です。必ずしもこうしたデメリットが起きるわけではありません)

 

 

1)成績が伸びにくい

 

「 タワーマンションの高層階に住む子供は成績が伸びにくい傾向がある」

 

と説くのは、中学・高校受験指導に30年以上携わり、2500人以上を難関中学に合格させてきたプロ家庭教師・西村則康氏。

 

西村氏は経営者や医師・弁護士など、社会的ステータスの高い家庭の子供に学習指導をする機会が多々あります。

 

そうした子供は、タワーマンションの超高層階に住んでいることも。

 

西村氏は、超高層階に住む子供は成績が伸びにくい傾向があると感じています。

 

その原因は、超高層タワーマンションならではの「外に出にくい」「外の世界を感じにくい」といった特徴にあると語っています。

 

タワーマンションの上層階のつくりや間取りは、都会を楽しむ大人向けにできていて、子供が伸び伸びとすごせる場所とは言い難い。伸び伸びできないということは、物事に興味・関心を持ちにくく、学びのスイッチが入りにくい。

出典:PRESIDENT Online「タワマン上層階の子「成績は低迷」の理由」

 

タワーマンションの超高層階は、高層ゆえに部屋の窓がほとんど開けられず、ベランダがないこともほとんど。

 

そのため自然の風や虫の声を聞くこともなく、長時間空調で室温管理された空間で過ごすことになります。

 

また高層階ともなるとエレベーター待ちの時間が長く、長い内廊下や巨大なエントランスホールを抜けて外に出るのに時間がかかります。

 

外出が億劫になり、外に出る機会が減ってしまう子供も多いのです。

 

すると季節を感じたり、五感が刺激される機会が減ってしまいます。

 

五感を刺激し、身体感覚を養い、想像力を膨らませることが子供の学習能力の伸びに必要だと西村氏は言います。

 

タワーマンションならではの「外に出にくい」「外の世界を感じにくい」という特徴が、子供の成績に関わってくるかもしれないという衝撃的な説です。

 

 

2)発達に影響がある

 

「高層階に住むと、子供の発達に影響がある」

 

という説があります。

 

日本では都市伝説のような扱いもされていますが、イギリスには妊婦が4階以上の住宅に住むことを禁止する法律があります。

 

高層階の環境が、胎児や子供に悪影響を及ぼすと考えられているからです。

 

実際に、

 

・気圧の微妙に違う、地上と高層階の頻繁な行き来

 

・高層階の揺れ

 

などは、三半規管の発達が未熟な乳幼児には負担となる可能性もあります。

 

また、上層階であればあるほど単純に外に出るまで距離が伸び、時間がかかってしまいます。

 

そうなれば外にでるのが億劫になり、外遊びの回数が減ってしまう可能性があります。

 

外遊びが減れば、子供の運動能力低下にも繋がる恐れがでてきます。

 

 

3)高所平気症になる

 

物心つかない幼い頃から超高層階に住んでいると、高所に慣れて危険を認識できない=「高所平気症」になるという説もあります。

 

高い所が怖い・危険だという認識は、成長過程で後天的に学習する感覚です。

 

例えば公園のジャングルジムに登って怖いと感じたり、道端の石段から落ちて痛かった…等の感覚が、高所への危険認識を養います。

 

高所への危険認識が正しく育たないと、ベランダから転落する事故などにつながります。

 

実際にちょっと目を離した隙に子供がベランダから転落死する事故は、近年急増しています。

 

 

4)タワマンカーストに巻き込まれる 

 

タワーマンションの高層階と低層階住民の間にあるとされるカースト意識。

 

大人だけの悩みかと思いきや、子供同士の学校でのいじめ等につながる恐れもあります。

 

 

タワーマンションで子育てする3つのメリット

 

タワーマンションで子育てするメリットもあります。

 

お客様から実際にいただいた声や子育てブログなどを見ても、

 

「子どもが小さい頃は、小児科・託児所がマンション内にあることが一番助かった」

 

「マンション1階に共同トイレがあり、子供と公園で遊んでいる時や、トイレトレーニング中に助かった」

 

「マンション敷地内の芝生広場が子供たちの格好の遊び場になっており、そこで近近所やその親御さんとも仲良くなれてコミュニティが広がった」

 

「マンション内に同じ幼稚園や学校に通うママ友ができた。マンション内ですぐに行き来できるし、子供同士も遊びに行くのにもエレベーター一つで道路に出たりしないので安心」

 

など、タワーマンションでの子育てに大きなメリットを感じている人も多いです。

 

タワーマンションで子育てするおもなメリットは3つ。

 

1)スーパー・病院・託児所・キッズルーム・公園など、子育てに便利な施設が充実している

 

2)セキュリティが万全なので、防犯面で安心

 

3)マンション内でコミュニティが広がりやすい

 

タワーマンションで子育てするメリットについて詳しく解説します。

 

1)子育てに便利な施設が充実している

 

タワーマンションの1階〜低層階には、スーパーやカフェなどの店舗、小児科・歯科といった病院、保育園など、子育てに便利な施設が充実していることが多いです。

 

天気が悪い時の子連れのお出かけは、近所でもなかなか大変ですよね。

 

タワーマンションによっては、スーパーや病院といった生活に密着した施設まで、雨に濡れずに行くこともできます。

 

また保育園が入っていることも多く、育児と仕事との両立にも大変便利です。

 

 

2)防犯面が安心

 

タワーマンションは、厳重なセキュリティが魅力のひとつでもあります。

 

エントランスはもちろん、エレベーターにもセキュリティロックがかかっていることもあります。

 

玄関までも内廊下になっているので、外からはマンション内の様子が見えません。

 

またキッズルームや公園など、マンション居住者専用の設備も多いので、防犯面で安心です。

 

 

3)マンション内でコミュニティが広がる

 

タワーマンション内にはドロドロのカースト制がある…というイメージもありますが。

 

実際にタワーマンションに住んでいる人からは、むしろマンション内コミュニティを楽しむ声の方が多く聞かれます。

 

大規模タワーマンションは世帯数も大変多いので、子供同士が同じ保育園・幼稚園・学校に通う同級生ということも珍しくありません。

 

近所の公園などで、子供同士が自然に仲良くなることもあります。

 

子供を通じて親も気が合えば、マンション内では何かと行き来がしやすく、パーティールームなどの共用施設で家族ぐるみのパーティーを楽しむこともできます。

 

タワーマンションは人間関係が大変というイメージは、ドラマなどの影響も大きいのかもしれませんね。

 

 

タワーマンションでの子育てに大切なこと

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子供がいるからと、タワーマンションに住むことを遠慮した方が良いなどと言うつもりはありません。

 

ここからはタワーマンションで、子供が安全・安心に育つために親御さんが出来ることについて解説します。

転落を防ぐ

ベランダの鍵を閉める

 

まず基本的なことですが、ベランダに鍵をかけること。

 

やむを得ず洗濯などの用事でベランダにでる場合はその度に鍵をしめましょう。

 

当然、自分が近くにいるからといって子供をベランダに入れてはいけません。

 

子供は大人が想像つかないような行動をとるものです。

 

少しの油断が転落事故につながります。

 

ベランダ入り口付近に子供が通れないようなフェンスを置いたり、ベランダにネットをはったりといった対策ができます。

 

ベランダに踏み台になりそうなモノを置かない

 

子供にとっては植木鉢も椅子も、エアコンの室外機も踏み台になってしまいます。

 

それ以外にも踏み台になりそうなものはベランダに置いてはいけません。

 

高いところ=怖いということを教える

 

タワーマンションに住んでいる子供の場合、高所であることに免疫がついてしまい「高さ」に対して恐怖がなくなってしまう傾向があります。

 

この症状を高所平気症といいます。

 

子供は自分の目線を基準にして高さを認識します。

 

しかしタワーマンションにいる限り地上を認識できないため、落ちたらどうなるのかを学ぶことができないのです。

 

タワーマンションに住む場合、子供には「高いところ=怖い」という事を特に意識して教える必要があります。

 

 

外で遊ばせる事が重要

 

高いところは怖いと思わせる為にも、意識的に子供と外で遊ぶようにしましょう。

 

タワーマンションによっては敷地内に公園がある場合が多いです。

 

公園のブランコや滑り台で遊ばせることにより、高さによる恐怖を学ぶことができます。

 

子供を遊ばせるのは高所平気症対策だけではありません。

 

外で遊ばせることによって、身体能力の低下を防ぐことができます。

 

また自然の風を感じ、土に触れ、五感を刺激することで、後々の学習能力に関わる感覚が養われます。

 

さらに公園などでさまざまな年代の人と関わることによって、社会性を学ばせることもできます。

 

外の世界を感じにくいタワーマンションに住む場合は、特に意識的に子供を外へ連れ出すことが大切と言えます。

 

 

まとめ

 

タワーマンションでの子育ては、高層ならではの

 

・転落リスク

 

・外の世界を感じにくく学習能力や発達に影響が出る恐れがある

 

といったデメリットもあります。

 

しかしこうしたデメリットは、

 

・ベランダに出さない

 

・高いところ=怖いところだと教える

 

・積極的に外に連れ出し、外で遊ばせる

 

といった工夫で回避することができます。

 

デメリットを抑える工夫をすれば、タワーマンションは充実した設備や、楽しいコミュニティ内で子育てができる絶好の環境です。

 

タワーマンションで、ぜひ素敵な子育てライフを楽しんでください。

 

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