タワーマンションに住む上で気になる騒音問題と防音対策とは!

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タワーマンションに住むことの不安要素のひとつに騒音問題があげられます。せっかく高い家賃を払って住むのに、普通のマンションと同様に騒音に悩まされるのも馬鹿らしいですよね。そこで実際のタワーマンションの騒音や防音事情について書きたいと思います

 

タワーマンションの騒音

 

タワーマンションで起こりえる騒音を生活騒音と、タワーマンションの内部からではなく外からの騒音の2種類に焦点をあてて考えます。

 

・生活騒音

 

やはりタワーマンションといえども生活騒音からは逃れられないのか、気になるところですよね。

 

結論から先に言ってしまえば、たとえタワーマンションと言えど生活騒音はゼロにはなりません。集合住宅であることには変わりありませんので1人でも非常識な住民がいれば騒音に悩むことはあります。

 

たとえ非常識な人がいなくても、子供の走る音や、物を落とした時の音など、悪気がなくとも出てしまう騒音もあることでしょう。

 

・外からの騒音

 

タワーマンションの騒音は当然、内部の騒音以外にもあります。例えば風です。タワーマンションは上層階になればなるほど風速が早くなる影響から風の音が強く響きます。

 

また風切り音も無視できません。風切り音は室内と外の気圧の差が原因で生まれます。風の流れが笛と同じになり「ピュー」となるのです。当然上層階であればあるほど音も大きくなります。

 

タワーマンションの防音対策

 

ではタワーマンションは、普通のマンションよりも騒音が多いのかと思われるかもしれませんがそうとも言えません。それでは防音に深く関係があるタワーマンションの壁、「乾式壁」について書いてみたいと思います。

 

タワーマンションは高層建築であるため、できるだけ軽量化する必要があります。なぜなら単純にコンクリートの壁にしてしまうと全体の重量が増してしまいます。その分耐震性も下がるためタワーマンションではコンクリート壁(湿式壁)ではなく軽量の乾式壁が採用されている事が多いのです。

 

乾式壁とはコンクリートではなく石膏ボードを利用した壁を指します。構造は鉄骨の中に吸音材を入れ、石膏ボードで挟むようになっています。

 

残念ながら防音性はコンクリートを使った壁には負けますが、乾式壁にも吸音材がある以上、まったく防音対策がされてないとは言えません。実際住んでいる人の感想を聞くと隣人の話し声はほとんど気にならないと言います。ただし物がぶつかる打撃音には弱いという特徴があります。

 

またタワーマンションもピンからキリまであり、防音性が高いタワーマンションもあれば低いタワーマンションもあるのが現状です。ですので「些細な生活音はありますが気にするほどではありません」と言い切れるものではないのです。

 

防音・騒音チェック

 

壁・床の厚さ

タワーマンションでも、壁や床の厚さが薄いと当然音が響きます。

防音に最適なのは壁などの厚さはもちろんの事、中身がしっかりと詰まっていて空洞が無いと音が響かなくなります。

 

外の騒音

タワーマンションは都内中心部にあるため車や人が良く通ります。そのため場所によっては、窓を開けただけでうるさかったり、音量によっては窓を閉めていても響いたりする可能性もあります。

また駅直結のタワーマンションの場合で低層階の人は、電車の音がうるさいこともあるので注意しましょう。そのため物件を探す際はこのようなところもチェックしてから決めましょう。

 

不安な方は完全防音対応のタワーマンションを

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一概には言えませんが、確かに防音性が高いタワーマンションは家賃も高い傾向があります。そしてなかには完全防音対応のタワーマンションもあります。とにかく防音には拘りたいという方は完全防音対応のタワーマンションを視野に入れてみてはいかがでしょうか?

 

▼更に具体的な防音対策(床の厚み・壁の遮音性能・サッシ等級)の見極め方や、気になる飛行機騒音についてはこちら

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