東京都内に位置するタワーマンションで気にしておきたい免震・耐震機能について

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日本のみならず、世界中で大きな地震が相次いでいる昨今。近い将来にくると予測されている南海トラフ地震や首都直下型地震も心配される中、新居を探す際に耐震のことも頭に入れるのは当然のことです。

今、湾岸エリアを中心に注目されているタワーマンション。需要も増えてきています。「地震が多発しているのにわざわざタワーマンションに住むなんて……」という意見の方もいるかもしれませんが、”高層の建物は危険だ”というわけでもないのです。

東日本大震災時、東京では震度5弱~5強の揺れでした。でも、大きな損傷を受けた建物はほぼありませんでした。

「建物の耐震性のみにこだわるのなら、タワーマンションの方が安全な確率が高い」と言われています。

なぜそういわれるのか?タワーマンションの地震対策についてチェックしておきましょう。

タワーマンション”という建物は地震に強く作られている

日本では、建物を建てるときに『耐震基準』を満たさなければなりません。1981年にはこれが改訂され、建物だけでなく、中にいる人たちの安全を守るための耐震基準で作られるようになりました。

日本の耐震技術は世界最高クラスと言われるほど高度です。古くなった木造の建物でも、耐震補強工事をすることで、震度6クラスの地震であれば耐えられるように生まれ変わります。

高度な日本の耐震技術はどんな建物にも施されています。

高さが60mを超える建物を建てる場合は、一般的な建物よりもさらに高い耐震基準を満たす必要があります。
当然、タワーマンションもこれに含まれます。
タワーマンションは、一般のマンション・家屋以上に高度な耐震技術を施された構造で建てられているのです。

地震に対するタワーマンションの構造

地震に対する構造は、3つに分けられます。

耐震構造

地震の揺れに耐えられるよう、建物の躯体が頑丈に作られています。建物をしっかりと支えられるような作りになっていますが、揺れは大きくなります。
家具などが転倒しやすいので、倒れないように対策が必要です。

制震構造

建物の中に、地震の揺れを吸収するダンバーというものが組み込まれています。
揺れそのものを緩和してくれるので、建物自体の損傷も受けにくいです。
台風などの強風による揺れも緩和してくれます。

免震構造

建物と地盤の間に免震装置を設置した構造です。
地震の揺れを吸収してくれるので、建物の損傷、家具の倒壊を軽減します。
横揺れの地震には効果的ですが、縦揺れの地震には弱いというデメリットも。

地盤によっても適した構造は変わってくるので、よくリサーチいておきましょう。

タワーマンションは、『建物だけの安全性』でいえばかなりのものですが、もちろんデメリットもあります。

エレベーターの停止が起こると、最悪の場合何十階にも及ぶ階段を上らなくてはいけないような状況も考えられます。ある程度は仕方のないことですが、エレベーターの停止は十分起こり得ることなので、念頭に置いておきましょう。

 
 
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