タワーマンションと無認可保育園や介護の可能性

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今、行政でも保育園問題に向けての動きが活発になってきている。

一つは、コンビニと保育園を同時に設けられる物件の検討。
そして、もう一つは新築のタワーマンション建設時に保育園を共有施設として設ける事である。

この意外とも思えるタワーマンションと保育園だが、思ったよりもマッチング性が高い。

実際、タワーマンションの住民の傾向としては、高所得者という事も前提で考えると、
・保育園の保育料が高くても支払える
・仕事を中心とした生活環境の為、共有施設を十分に活用したい
・家族の各人の状況を考えた最適な物件を検討する
ことが伺える。

更に、タワーマンションに付属する保育園なので、無認可になるであろう。
その場合だったら、24時間365日の営業が可能にもなる。

この事で、専業主婦だった方が職場復帰する事も容易になるのではとの見通しがある。

これは、介護も同じ事が言えるのではと思う。

今、シニア向け分譲マンションも増えてきています。
その分譲マンションは、タワーマンションも顔負けの施設が揃ったものも多い。

食事付きで温泉、カフェ、ヨガなどが出来る共有スペースなどもあり、立地も駅前などで交通の便も良いマンションが多いです。

このシニア向け分譲マンションは、シニアの方だけ住むマンションになっているが、
保育園同様に、介護施設も付いたタワーマンションが出来ても良いのではと思います。

相続の問題もあり、古くなった一戸建てを販売し、都心から少し離れた場所の駅前のタワーマンションを購入する60~70代が増えているとの事です。

この際に、息子や娘さん達と話し、今の一戸建てに一緒に住むか、子どもたちの家に一緒に住むか、新しく共同生活が出来る場所を購入するかなどの話も出たでしょう。

その上で、交通も良く、周辺に人が多く、会いに行きやすく、生活のしやすい駅前のタワーマンションに住むという決断になったのではないでしょうか。

これが、介護付きタワーマンションだったら、同じ建物に一緒に住むという答えもあったかもしれません。

今、タワーマンション含め不動産の形が多様化してきています。
ビルなどもその流れがあり、1つのビルに事務所スペース・居住スペース・コワーキングスペース・ホテルなどが、
フロアで分かれ複合施設ビルとして建てられているものも珍しくなくなってきています。