タワーマンションに住んでわかった不便なこと5選とは?

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光あれば影ありなんて言葉を聞いたことはありますか?

 

それは、一見きらびやかなタワーマンション生活にもいえることです。

 

タワーマンションには、

 

・高層階から眺める夜景

 

・住民だけが使える特別な施設

 

・ホテルライクな上質な暮らし

 

など、良いことだらけのイメージがあると思います。

 

しかし実際に住んでみれば、その「良いこと」に伴う不便や後悔も隠れていたりするんです。

 

今回は、実際にタワーマンションに住んでいた人の声を元に、タワーマンションに住んだら不便・不満だった点を集めました。

 

タワーマンションの購入や賃貸を検討している人は、ぜひ参考にしてください。

 

 

タワーマンションの不便1.海近くは風が強く、塩害がある

 

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「海に近い場所にあるタワーマンションで暮らした経験があるのですが、困ったことがいくつかありました。

まず、風が強いこと。

洗濯物が何度も飛ばされて行方不明になりましたので、ベランダに風が吹き抜けないようにDIYでつい立を造る必要がありました。

次に、ひどい雨や台風の後に、ベランダや窓ガラス周りに塩が付着することです。

台風の度にしっかりと洗浄しないとサッシやガラスに塩が白く粉を吹く感じになり、傷みも激しかったように感じます。

砂埃も明らかに多く、夏場に窓を開けておくと1日でフローリングがザラザラしまって、掃除の回数を増やすしかありませんでした。

(50代・Aさん)」

 

タワーマンションは、新たな都市計画に伴って、都心の海辺を臨む埋立地等に建設されることも多いです。

 

そんな立地のタワーマンションは、都心にいながらリゾートのようなロケーションに恵まれ、もちろん絶景なのですが。

 

一方で、海風の強さや塩害に悩まされることがあるようです。

 

例えば洗濯物に塩がついてパリパリになったり、ベランダなどの建物外観の傷みが激しくなることも。

 

エアコンの室外機などは、塩害対策用を購入する必要があります。

 

一方ウォーターフロントの立地でも、風向きや周囲の建物によって、強風や塩害がほとんど気にならない場合もあります。

 

海沿いのタワーマンションを検討する際は、海風が吹く方向や、遮る建物が周囲にあるかどうかもチェックするのがおすすめです。

 

 

タワーマンションの不便2.エレベーターの待ち時間が長い

 

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「200戸程度のタワーマンションに住んでいたのですが、エレベーターは2基しかありませんでした。

そのため毎朝のエレベーター待ちに時間がかかり、イライラすることがありました。

(50代・Bさん)」

 

「タワーマンションの35階に住んでおり、朝の通勤時間帯にはエレベーターが混雑するので、エントランスに行くまで5分以上かかります。

そのために職場に比較的に近い場所で住まいを買っても、あまり通勤時間が短縮できなかった点を後悔しています。

またエレベーターを使う必要があるので、外出する頻度も前の住まいと比べて減少しました。

(40代・Cさん)」

 

エレベーターの待ち時間が長いのは、タワーマンションの有名なデメリットかもしれません。

 

最近は混雑解消のため、高層階用・低層階用にエレベーターが分かれていたり、設置の多いタワーマンションも増えています。

 

しかし高層階になればなるほど、エレベーターの利用が面倒に感じられ、外出が億劫になる傾向があるようです。

 

またエレベーターが高層階・低層階と分かれていることで、格差を感じる人もいるようです。

 

 

タワーマンションの不便3.外に洗濯物が干せない、窓が開けられない

 

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「タワーマンションの規約でバルコニーで洗濯物が干せません。

晴れていても乾燥機を使う必要があるのが残念です。

(40代・Dさん)」

 

「タワーマンションで不便だったのは、窓が開けられないことです。

自然の風を部屋内に取り入れられないのが嫌で、結局低層マンションに引っ越してしまいました。

都心の夜景を眺めるより、木々の緑や自然の風を感じながら暮らす方が、私には合っていたみたいです。

(50代・Eさん)」

 

洗濯物が外に干せない・窓が開けられないのも、タワーマンションの有名なデメリットかもしれません。

 

全てのタワーマンションで、洗濯物の外干しや窓の開閉が禁止されているわけではありません。

 

しかし高層階は風が強く、ハンガーひとつでも落下すれば危険なため、洗濯物の外干しが禁止されていることがほとんどです。

 

また安全のため、窓も大きくは開かない造りになっています。

 

スタイリッシュな外観デザインを求めて、そもそもベランダやバルコニーがない造りのタワーマンションもあります。

 

そのため多くのタワーマンションには、乾燥機能に優れたドラム式洗濯機を置くスペースや、浴室乾燥機などの部屋干し機能が整っています。

 

またコンシェルジュでクリーニング取次サービスも行っていることが多いので、日常生活に困ることはありません。

 

しかしお天気の良い日に、太陽の下で洗濯物やシーツを干すのが好きな人には、タワーマンションの制約は不便な点と言えるでしょう。

 

 

タワーマンションの不便4.日差しがきつい

 

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「タワーマンションに憧れて、南向き最上階の部屋を借りて住んでいましたが、日差しの強さにびっくりしました。

単純に日当たりが良く、眺めが良いと考えて、南向き・最上階がベストな条件だと思っていましたが。

まず高層階なので、周りにあまり遮る建物もなく、部屋にダイレクトに入ってくる日差しが強烈です。

眺めを重視して南向きリビングの窓が大きくとってあるのも、日差しがきつく感じられる原因だったかもしれません。

冬はまだ良かったのですが、夏はあまりの暑さにエアコンが効きづらいと感じる程でした。

(30代・Fさん)」

 

タワーマンションの南向きや最上階、角部屋などは、日差しがきつく暑いのが不便な点です。

 

周りに日差しを遮る建物が少ないことや、窓が大きいデザインの物件が多いことなどが原因に挙げられます。

 

特に夏は、部屋内の暑さが気になる人も多いようです。

 

もちろんタワーマンションは最新の資材や工法を用いて建設されているので、気密性が高く、最新の空調換設備による温度・湿度調節や換気機能が整っています。

 

日差しの強さが気になる場合は、ブラインドや遮光カーテンをうまく利用することで解決できる場合もあります。

 

タワーマンションの不便5.人間関係が難しい

 

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「購入したタワーマンションには高所得者も多く居住しており、人間関係の難しさを強く実感しています。

特に管理組合の会合ではプライドの高い人が多いために、議論を進めたり意見をまとめることに難しさを感じています。

(40代・Eさん)」

 

タワーマンションには、高所得者層も多く住んでいます。

 

そのため格差や劣等感を感じたり、管理組合での意見がまとまらないといった不便を感じる人もいるようです。

 

一方タワーマンションには、高所得者層が多いのでマナーが良い人が多い、という好意的な意見も同じぐらい耳にします。

 

人間関係についての不便はタワーマンションに限らず、たまたま近隣に住んだ人との相性や、その人の感じ方にも大きく左右されるのかもしれませんね。

 

 

まとめ

 

実際にタワーマンションに住んでいる・住んでいた人の声をもとに、不便だったことをまとめてみました。

 

華やかさの陰に潜むのは現実的なことといいましょうか。

 

毎朝のエレベーター待ちの時間や洗濯物、外出の億劫さなど、日常生活の部分で不便を感じることが多いように感じました。

 

もちろんタワーマンションには、24時間もしくは各階でゴミ出し可能なステーションがあったり、コンシェルジュが常駐していたり、プールやスパがあったりと、日常生活を便利にする施設も多くあります。

 

しかし自然の風を感じたり、太陽の下で洗濯物を干したり、ナチュラルなライフスタイルを望む人には、タワーマンションの不便さが気になってしまうかもしれません。

 

いいこともあれば、それに併せて少し不便や不満に思う事があるということは常に思っておいたほうがよさそうです。

 

皆さんがタワーマンションに住む際のご参考になれば幸いです。