タワーマンション住民格差や階層カースト実話5選。低層階は失敗なの?
タワーマンション内の住民格差や階層カースト。
タワーマンションを買って後悔したことのランキングに、上位ではなくとも、必ず入っている項目です。
実際、漫画やテレビドラマなどでもタワマン格差・いじめ・カーストが取り上げられ、注目を集めました。
タワーマンションには、本当に住民の間に格差・カーストなどが存在するのでしょうか…?
多くのお客様にタワーマンションをおすすめしている身としては、スルーできない話題です。
そこで実際にタワーマンションに住む人たちに聞いた、格差やカーストを感じた実話を集めてみました。
実話を読んで、
「とてもタワーマンションには住めない」と感じるか。
それとも
「これぐらいなら気にならない」と感じるか。
タワーマンションの裏側が気になっている人は、ぜひご自身で読んで判断してみてください。
タワーマンション階層格差の実話2選
タワーマンションでもっともわかりやすい格差といえば、「何階に住んでいるか」の階層。
タワーマンションの住民は、生活のどんな場面で階層格差を感じることがあるのでしょうか?
2つのケースを見てみましょう。
■ケース1.エレベーターで低層階は見下される
「タワーマンションは、上のフロアほどランクが上、というのが暗黙の了解であります。
フロアの高さがそのままランクの高さで、下のフロアだと文字通り見下ろされるんです。
エレベーターなどで一緒になっても、高層階の方々はなんとなく得意げなんですよ。
うちは真ん中より下のフロアなので、エレベーターからはそそくさと降ります。」
30代・Aさん「タワーマンションにすんで格差を感じることはある?」より一部抜粋
「33階建てタワーマンションの5階に居住していますが、格差を感じることがあります。
私のタワーマンションでは、エレベーターが低層階用のエレベーターと、高層階用のエレベーターの2種類あります。
たまたま同じマンションの住人とエントランスで顔を合わせ、相手が高層階用のエレベーターの前に立ち、私が低層階用のエレベーターの前に立つと、相手が私に対して優越感を感じていることが、相手の表情を見てわかります。
また、同じ低層階用のエレベーター内で他の住人と顔を合わせたときでも、私が5階のボタンを押し、他の住人が12階のボタンを押すと、私に対して優越感を抱いていることが表情を見てわかります。
タワーマンションの価格は、上層階になればなるほど高額となりますから、価格差がそのまま差別意識につながっているのだと思います。」
40代・Bさん「タワーマンションにすんで格差を感じることはある?part2」より一部抜粋
■ケース2.駐車場や駐輪場は、高層階ほど便利な場所が使える
「一番格差を感じるのは、駐車場です。
わたしが住んでいたタワーマンションでは、上のフロアの方ほど、便利な場所、出し入れしやすい場所の駐車場を取れるようになっているんです。
上のフロアほど高価なので、高いお金を支払っているから当たり前なのかもしれませんが、高層階の方々はいろいろと優遇されるんだなと感じました。」
30代・Aさん「タワーマンションにすんで格差を感じることはある?」より一部抜粋
「賃貸のタワーマンションだったので、住民同士でよく言われているような「階数格差」みないなものは感じたことありませんでした。
ただマンションの決まりとして少し格差を感じたのは自転車置き場についでです。
タワーマンションの自転車置き場は室内にあり、雨風をしのげるのでとても便利です。
(中略)
しかしその自転車を置く場所は予め決まっていて、高層階の方から入口に近い、出し入れしやすい場所になっているのです。
家賃を多く支払っているので、まあそれも当然と言えば当然なのかもしれませんが、自転車は毎日のように使っていたので、その度に少しモヤモヤとした気持ちになりました。」
40代・Aさん「タワーマンションにすんで格差を感じることはある?part2」より抜粋
タワーマンション収入格差の実話3選
他人の収入は目に見えるものではありませんが、持ち物・服装・職業などから、裕福そうかどうかは推し量れます。
服装や車といった所有物で格差を見せつけられることはもちろん。
あからさまに勤務先を尋ねられたり、居住形態が「賃貸」か「購入」かでマウントされることも。
タワーマンションで収入格差を感じた実話を3つご紹介します。
■ケース3.身に付けているものがハイブランド
「ドラマで描かれているような格差や差別のようなものは実際にはあまり感じたことはありません。
皆さん、できるだけフラットにお付き合いしようと心掛けているような気がします。
だからこそ感じる格差はやはりママ友のファッションです。
ユニクロとかGUとかZARAとか、いわゆるプチプラファッションを上手に着こなしているように見えるのですが、時折見える時計が高級ブランドだったり、バックがヴィトンだったりと、トータルで見るとお金持ち感が出ているので、そういうところで格差を感じます。
結局、いいものを持っているじゃん!って思う場面が多々あり、それに気が付くと上から下までがプチプラの私としてはちょっと辛くなります。
あからさまにひけらかしたりしないだけに、逆にたちが悪いな、とひがんでしまうのです。
30代・Bさん「タワーマンションにすんで格差を感じることはある?」より一部抜粋
「都心部に建つ中高層の賃貸マンションから、臨海部のタワマンに移ってまず驚いたのは、住んでいる人の民度の高さです。
身だしなみがまるで違います。
タワマンのロビーやラウンジはいうなれば、ホテルのそれと変わりません。
ですから、部屋着で降りていくことはせず、みなさんよそ行きの格好です。
また、タワマンの空間がそうした装いを、誘うように出来ているのも驚きでした。
デザイン密度が高く洗練されているので、暮らしているとそれに自分を合わせようという気持ちになります。
その気持ちが先に書いたように、よそ行きの服装をさせるのだろうと思うことがあります。」
Aさん「タワーマンション住んだら驚いたpart2」より一部抜粋
■ケース4.学歴・職業・賃貸か購入かでマウントされる
「周囲の居住者はほぼオーナーさんと思われ、収入が私達よりだいぶ多い方がほとんどだったようです。
『どこにお勤めなの?』『どこの大学をお出になったの?』など住んだ当初から個人情報を聞き出そうとする方があり、その答えによっては『あの方は賃貸で入っている方だから』と下に見るような発言をする方は一部にいました。
本当にこんなことあるんだな、と思う程度であまり気にしていませんでしたが、そうなるとさらに差別意識が刺激されるようで馬鹿にするような嫌味が増える結果になりました。
あまり気持ちのいい雰囲気とは感じませんでした。」
50代・Cさん「タワーマンションにすんで格差を感じることはある?part2」より抜粋
「勿論全員ではありませんが、縄張り意識の強い成金がマウンティングしてくることが、とても嫌でした。
関わらずに入れればよいのですが、定期的に開催されるイベントに否応なしに参加させられていたので、とても辛かったです。」
20代・Aさん「タワーマンションに住んで後悔した事ってありますか?を集めました。」より一部抜粋
■ケース5.駐車場が高級車・外車だらけ
「タワーパーキングから出て来る車は、高級車、外車が多いことも驚きでした。
クルマを単なる運搬道具と考えていない人が多いと思います。
そのこだわりが、住まいにタワマンを選ばせているのかもしれません。」
Aさん「タワーマンション住んだら驚いたpart2」より一部抜粋
タワーマンション格差の見え張りや自慢話にはどう対処する?
居住区域内で、日々あからさまな見え張りや自慢話でマウントされたら嫌になりますよね。
せっかく心躍る上質なタワーマンションライフを求めて、高いローンや家賃を払っているのに。
格差を感じて卑屈になっていては元も子もありません。
格差を感じさせる見え張りや自慢話は、「気にしない」のが一番です。
またタワーマンションは住民の数が多いのも特徴。
中にはあからさまな格差意識を持った人もいるかもしれませんが、同じぐらい、いや多数派は「格差など気にしない」人達でしょう。
もし自分が周りとの格差を気にしやすいと思ったら、適度な距離をたもって近所づきあいをするのも賢い選択のひとつです。
「正直なところ、それほど格差を感じたことはありません。
ひとつには、住んでいる家族が多く、それほど交流もないため、だれがどこの階に住んでいるのかがわかりにくいことがあるからだと思います。
子どもどうしが同じ学校に通学していれば、それなりの交流があるかもしれませんが、我が家の子どもは小学校から学区外の学校に通学していたので、ほかの住民の皆さんとはあいさつ程度のおつきあいです。
あいさつは、どなたもにこやかに返してくれるので、疎外感はあまりありません。」
50代・Cさん「タワーマンションにすんで格差を感じることはある?」より一部抜粋
タワーマンションの低層階は失敗ではない
タワーマンションの低層階は、高層階に比べて格差やカーストを感じやすいと言われています。
では、タワーマンション低層階の購入や賃貸は失敗になるのでしょうか?
実はタワーマンションの低層階には、多くのメリットがあります。
・エレベーターの待ち時間が少ない(階段でも外出可能)
・洗濯物を外に干せる
・災害時に外に避難しやすい
タワーマンションならではの「エレベーターの待ち時間」「洗濯物が室内干ししかできない」「外にすぐ出づらい」という大きなデメリットが、低層階にはありません。
それでいて、豪華なエントランスや充実した共用施設などは住民なので堂々と使えます。
「上の階でも部屋数が少ない世帯、下の階でも部屋数が多い世帯があり、住んでいる階が高いか低いかはあまり購入したときの価格と直結していないことがあるかと思います。
全体的に、それほど格差を気にして住んでいるかたは多くないという印象です。」
50代・Cさん「タワーマンションにすんで格差を感じることはある?」より一部抜粋
【あわせて読みたい】タワーマンションは何階がベスト?低層・中層・高層階の住み心地と安全性
タワーマンション格差のポジティブな側面
タワーマンションだからこそ感じる格差の、ポジティブな面についてもご紹介します。
「ホームパーティーをした際に来客のほとんどがタワーマンションに訪れたことがなかったことで、凄いとか賃貸であっても羨ましいと言われました。
そのため、優越感に浸れました。」
Aさん「実録!タワーマンションに住んだら驚いた!」より一部抜粋
「タワーマンションに住んでいると、ベランダにテーブルをだして夕食や朝食、ブランチなどを楽しむと、まさにハワイのオープンエアのリゾート地で食事を堪能できているような錯覚に陥ります。
とても贅沢で優雅な時間が、タワマンに住むことで実現できるので毎日の生活に潤いが生まれるところも大きなメリットです。」
Aさん「タワーマンションに住んでみないとわからないことを聞いてみた」より一部抜粋
タワーマンション内で格差があっても、世間一般から見れば、やはりタワーマンションに住んでいることは羨望の的。
そして何より大事なのは、タワーマンションに住むことによって、自分たちの生活が潤うことです。
まとめ
タワーマンションにあるとされる住民格差や階層カーストの実話をご紹介しました。
格差やマウントが気になる、不快だ、という人がいる一方。
格差は気にならないという人もいました。
タワーマンション内に仮にカーストがあって、うまくその上位に入ったとしても。
世間は広く、上にはまた上がいます。
大事なことは、周りと自分を比べるのではなく。
そのタワーマンションに住んで、どのような生活を実現したいのか、そして自分の生活をいかに楽しむかがポイントです。
上質でワンランク上の便利な暮らし、リゾートホテルのような設備、絶景を眺める満足感。
そんな暮らしを実現したい人には、タワーマンションはぜひおすすめです。